妻のキミコが、「あんた、これでも読んだら?」と、俺の机の上に本を置いた。
本の題名は
下剋上受験 / 桜井信一 著
近所の図書館で借りたものだった。我が家では、現在徹底的な節約モードに入っており、おいそれとは本も購入できないのだ。晩飯のメニューでも、「もやしの出現率」が格段に高くなっている今日この頃。。
下剋上受験、、、なんか聞いたことがあるな~と思いつつ、読み始めたら止まらなくなってしまい、一気に読み終えてしまった。
なんという父親か、、、これが子を思う親の本気というものか。
圧倒的な不利な状況において発揮される「命を投げ出す程の本気」ってすごいな。
ガテン系著者のによる、飾り気の無い、本音ベースの語り口に、心揺さぶられ、
最後の合格発表での娘さんの言葉には、思わず涙腺崩壊しちゃったではないか。
涙腺が崩壊するのは、キミオの国語の教科書に出てくる「ちいちゃんのかげおくり」を読んで以来だ。
今後の我が家における3年間の闘いにおいて、必ず訪れるであろう挫折のピンチの時に、この本がきっと心の支えになってくれるだろう。
俺 「キミコよ、この本を買って我が家に置いておかないか?俺たちの心の支えとしてさ」
キミコ 「うん、いいけど、メルカリかbookoffだよ」
だとさ。それではおやすみなさい。